引き戸で後悔!?開き戸とどっちが良い?

こんにちは。

新築一戸建てを注文住宅で建てようとすると、決めることがたくさんあります。

それはそれですごく楽しいことなんですが、でも正直なところ

何が良いか全然分からない…

ことって多いですよね^^;
少なくとも自分はそうでした。

今回は室内のドアを「引き戸」にするか「開き戸」にするかを考えていきます。

我が家の室内ドアは

  • 引き戸×5ヶ所
  • 開き戸×3ヶ所

です。(玄関ドアは含んでいません。ちなみに玄関ドアは開き戸です)

実際の使い勝手も正直に解説していきます。
正直、後悔ポイントもあります!それも包み隠さず紹介します。

では解説、始めていきましょう^^

我が家の室内ドアの構成

まずは我が家の室内ドアの構成を解説しておきます。
注文住宅で建てる前に、

「室内ドアは引き戸でしょ!」

と強く言えるくらい、出来るだけ引き戸にするつもりでいました。

引き戸って開け閉めがすごく楽なんですよね。
開けっぱなしにしていてもおかしくないし。

そういう前提で家を建てたので引き戸が多めになっています(笑)

1階LDKと1階トイレの室内ドアの写真

1階のLDKは引き戸です。
ガラスは完全透明で廊下からLDKは見渡すことが出来ます。

1階トイレは開き戸。
建築前は「全部引き戸で行くぜ!」と思っていましたが、図面を引いてもらうと引き戸では対応できず開き戸になってしまいました(笑)

でも後々考えると、トイレは開き戸で良かったと思っています。これはまた後で説明しますね!

1階パントリーと1階書斎の室内ドアの写真

キッチンとパントリーはドアなしで繋がっていますが、パントリーから書斎へは引き戸を設置しています。

書斎から廊下に出ることができますが(つまり書斎にはドアが2つあります)、廊下へ出るドアは開き戸です。
こちらも間取り上、引き戸にすることが出来ず開き戸になっています。

2階洋室への室内ドアの写真

2階の洋室は同じ引き戸を取り付けています。
・・・この引き戸が後悔ポイントの1つです。これも後で解説しますね!

2階トイレと2階洗面所・お風呂の室内ドアの写真

2階のトイレは開き戸です。
これはどうだったかな、引き戸にすることもできたと思いますが、1階トイレが開き戸だったので合わせたのか?
正直覚えていません(笑)

我が家は2階に洗面所とお風呂を設置していますが、その入り口は引き戸にしています。

一般論としての引き戸、開き戸の違い

建築前にも調べた気もしますが、覚えていませんので改めて調べてみました。
まずは一般論としてどう言われているか、確認していきましょう。

値段の違い

ドアの種類もたくさんありますが、開き戸より引き戸の方が定価が高い傾向にあります。
ただそんなに変わらないケースもあります。

ちなみにドアにガラスを入れると、引き戸も開き戸も金額が上がります。

機密性・防音性

機密性・防音性とも引き戸より開き戸の方が高いです。

引き戸には「レールタイプ」「上吊りタイプ」などの種類があり、ドアを上から吊っていて下側は床に触れていない上吊りタイプだとさらに機密性・防音性は低くなります。

デッドスペース

ドアを開けた時にどれくらいデッドスペースができるかどうかですね。

引き戸は前後には動きませんが、ドアを開けるとドアが移動した側の壁が使えなくなります。電気のスイッチもドアが収納される側には設置できません。

開き戸はドアが前後に開くのでドアの稼働範囲には物を置くことが出来ません。
後、向こう側に人がいると開けた時にドアと人がぶつかってしまう可能性があります。
そのため人の出入りが多い場所はちょっと怖いですね。

開閉時の音

引き戸には「ソフトクローズ機能(ソフトモーション)」が付いていて、ドアが開き切る前(閉まり切る前も)にブレーキがかかってゆっくり開いたり閉まったりします。

開き戸の場合は、ちょっと力を入れて開け閉めすると「バーンッ!」と一気に閉まってしまうことがあります。風が吹いて開き戸が閉まる時のような感じです。

ただ最近は開き戸でもソフトクローズ機能が付いているものもあるようでした。

その他

車椅子の方がいるなら、圧倒的に引き戸ですね。
開き戸は奥に開くか手前に引くかですが、奥に開くときは車椅子の方でも問題ないですが、その逆側だと手前に引くことになり、非常に操作しづらいと思います。

あと気になったのは「高齢者が多いところは開閉が軽い引き戸を採用することが多い」という記述があるWEBサイトがあったことです。

これは個人的には??でした。いや開き戸の方が軽いと思います(笑)
このことに関してはまた後で書いてみます。いろんな見解があるのだなぁと思いました。

実際に使ってみての正直な感想

引き戸の開閉時の音が気になる

これは自分の気にしすぎなのか(と書いておきながら、実は結構気になっている)、正直なところ引き戸って開閉時に結構音が気になります。うるさく感じます。

今勤めている会社は引き戸が多いんですね。
すごく使いやすい。閉める時も開き戸のようにきちんと閉めなくても静かにきちんと閉まってくれる。

でも会社っていろんな音が出てるじゃないですか。電話とかパソコンを使う音とか。
そんな中で引き戸を開閉する音って全然気にならないんですが、会社と比べて自宅はかなり静かです。

特に寝室。

寝ている時のドアの開け閉め音、結構気になります。

ドアが動いているときの「サーーー」という音。
最後に閉まるときの「カチャ」という音。

活動しているときは全然気になりませんが、寝ているときはその音で起きることもあります。

音に敏感な人は要注意だと思います。
・・・自分は音に敏感だとは思っていませんでしたが、この音が気になるということは結構敏感な方なんでしょうかね??眠りが浅いのか?

ドアの種類によっては引き戸はいまいち

2階の洋室2部屋は同じ引き戸にしています。

この2つの開き戸は後悔ポイント

建築時、結構お金がかかってしまってどこで削ろうか考えていた時に

2階の洋室2部屋はお客さんも来ないし、高いドアでなくていいよね

ということで、安いドアにしました。

これが失敗!

ドア自体の重量が軽くて

開け閉めする時にソフトクローズ機能が邪魔してドアがレールから外れそうになる

という正直ワケのわからない状態になることがあります(笑)

1階LDKや2階洗面所の入り口の引き戸はガラス入りで結構重量があるタイプを採用しています。
重量がある引き戸と言っても「開閉時に重い」という感覚はありませんし、開ける時にソフトクローズ機能の反動で開けにくいと思うことはありません。

でも2階洋室だけはドアを開ける時に

ドアの重さとソフトクローズ機能が合っていない

と頻繁に感じます。

合っていない、というのはドアが軽くてソフトクローズ機能が開ける時に重く感じる、ということです。

先ほど「高齢者には開閉が軽い引き戸を採用することが多い」ことに疑問を感じたと書きましたが、開閉の重さで言うと

引き戸は開き戸より重い

と思います。
・・・書きながら心配になってもう一度試してみましたが、やっぱり引き戸の方が重い。

引き戸の方が軽いと言うのはもしかすると「ソフトクローズ機能が付いていない引き戸」を想定しているのかもしれませんね。

この2つの洋室のドアはこのまま使いづらい状態が続くようならドアだけ交換しようとも考えています。
それくらい使いづらいです。。。安い引き戸は注意!

ソフトクローズ機能を何度もドライバーで調整してみましたが、この重さは変わりませんでした・・・

開く方向が逆!

これも後悔ポイントです。

2階洗面所の引き戸ですが、デザインは非常に気に入っていますが、ドアが開く方向を逆にすれば良かったです^^;

図面がこうなっていたのでその通りに工事をしてくれているんですが、普通に考えると完全に逆です!

洗面所の開き戸の開く方向を逆にしたら良かった図

お風呂側にドアが開くのでスイッチがお風呂と遠いところに配置されてしまいました・・・
大分慣れましたが、普通に考えて使いづらいです。図面で気づかなかったです・・・

開き戸は壁が使えなくなるので注意が必要です!

総合評価は?

開き戸の後悔ポイントもたくさん書いてしまいましたが、じゃあ引き戸の方がよいのか?というのはなかなか難しいですね。

自分の中ではこうまとめてみます。

  • 出入りが比較的少なく、開閉時に音を出したくない部屋、例えば寝室などは開き戸が良いと思います。
  • 逆にLDKなど比較的出入りが多かったり、ドアを開けっぱなしにすることがある部屋は引き戸が良いと思います。
  • トイレは音を外に出したくないので開き戸が無難かな。

もちろん間取りによっては開き戸・引き戸のどちらかしか設置できない場所も出てくると思いますが、今回解説したメリットデメリットも含めて楽しく選んでみてください!

実際に設置してみて使ってみると、どちらか一方が完全におすすめ、ということはありませんでした。

本当にそれぞれ特性があって向き不向きがはっきりしているな、と思います!

みなさんの室内ドア選択の参考になればうれしいです^^

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