太陽光発電1年間の結果!デメリットはある?

こんにちは!

新築に住み始めて早1年が経過しました。

住み始めた直後に感じたこと、半年住んでみて感じたこと、そして現在1年経った今、感じることが常に変化しています(笑)

今回は太陽光発電の1年間の結果が出ましたので、皆さんに報告します!

太陽光発電は賛否両論あり、声の大きいインフルエンサーの方々も、付けた方が良い派、付けない方が良い派がはっきり分かれていますね^^;

太陽光発電システムを取り付けようか悩んでいる方や、すでに取り付けていてもっといい運用方法がないかと考えている方向けに、私の住宅での事実と今後の方向性について書いていこうと思います。

我が家の太陽光発電システムの仕様

我が家の太陽光発電システムはLIXILソーラーです。
システム容量は7.42kw。

当時リクシルさんからもらったシミュレーションはこんな感じ↓

LIXILさんからもらった太陽光発電のシミュレーション

また後で実際の発電量とこのシミュレーションの比較もしていきますね!

注意点ですが、システム容量として7.42kwを積んでいますが、実際には結構ロスがあるみたいで、7.42kwも発電しません。

モニターで確認する限り、5.5kw/hがMAXですね。システム容量の74%くらい。
ということは26%もロスがで出ているのか・・・

太陽光発電1年間の売電金額の結果

早速ですが、直近1年間の売電金額を発表します!

これが太陽光発電1年分のデータ写真です
  • 2021年9月:534.5kw
  • 2021年10月:792.4kw
  • 2021年11月:641.5kw
  • 2021年12月:728.5kw
  • 2022年1月:650.6kw
  • 2022年2月:694.5kw
  • 2022年3月:781.4kw
  • 2022年4月:837.9kw
  • 2022年5月:795.5kw
  • 2022年6月:709.1kw
  • 2022年7月:778.7kw
  • 2022年8月:809.0kw

合計8643.6kw×19円=164,228円

これが直近1年間の売電金額です!

月平均にすると、13,685円。

ちなみに電気代は月平均大体11,000円くらいなので、売電金額の方が月に2,500円くらいプラスになりました^^

ただ、買電は当初四国電力で契約していたんですけど、冬場の電気代がかなり高かったので(それでも17,000円くらい)2月分からLooopでんきに変えたんですが、2022年8月からLooopでんきが大幅値上げになってしまったので、また四国電力に戻っています^^;

Looopでんきは結構安かったので助かっていましたが、四国電力に戻してこれから果たしてどうなるか、今後もチェックしながらまた報告しますね。もしかしたら買電金額と売電金額が同じくらいになるかも。

太陽光発電1年間の発電量の結果

では続きまして、実際にどれくらい発電したか、を見ていきます。
太陽光発電は「売電金額」だけではなくて、自家消費分もかなり重要な要素です。

今後は蓄電池も性能が上がってくると思います。
そうなると蓄電池の単価も下がってきて導入しやすい状況になるのは時間の問題。

蓄電池と太陽光発電はめちゃくちゃ相性が良いので、そういう意味でも、実際にどれくらい発電しているかの発電量は非常に大切になってきます。

  • 2021年9月:735.2kw
  • 2021年10月:947.4kw
  • 2021年11月:792.9kw
  • 2021年12月:912.3kw
  • 2022年1月:836.5kw
  • 2022年2月:862.3kw
  • 2022年3月:948.3kw
  • 2022年4月:998.5kw
  • 2022年5月:983.0kw
  • 2022年6月:893.2kw
  • 2022年7月:898.6kw
  • 2022年8月:1063.0kw

合計10871.2kwの発電量でした。

リクシルさんのシミュレーションでは年間9,939kwでしたから、直近1年間ではシミュレーションを超える結果になりました!これはなんだか嬉しいですね(笑)

太陽光発電は投資としてはどうなのか

ではこれらの結果を元に、太陽光発電って実際どうなのよ?お得なの?実は意味ないんじゃないの?ということを考えていきたいと思います。

初期費用はめちゃくちゃ大切

我が家の太陽光発電システムは住宅の金額に組み込まれていたので、正直どらくらいの金額だったのか分からないんですよね。
いろいろ調べてみると、システム容量7kw前後だと恐らく150万円〜200万円だとは思います。

インターネット上の記事では、1kwあたり20万円〜28万円くらいの幅で設置工事ができると、いろんな意見がありました。

設置する業者さんによっても結構差が出そうですね(^^;)

今回は

システム容量7.42KWで導入費用200万円(35年ローンの金利分も含めて200万円)

で想定してみます。

発電量をお金に変えて計算してみる

太陽光発電が投資対象として優れているかどうかは「どれくらい発電しているか」を知ることから始まりますが、先ほど見てきたように、我が家のシステムでは「年間10871.2kw」発電していました。

トータルの発電量を

  • 電力会社に売電したもの
  • 自宅の電気として消費したもの

に分けます。

電力会社に売電したものは前の項目で説明したように「8643.6kw」でした。
発電した残りの分が、自宅の電気として消費したのでトータルの発電量10871.2-8643.6=2227.6kwになります。

自家消費分は2227.6kwということが分かりましたが、これをお金に直すために、まずは電力会社に支払っている電気代の平均値を求めてみます。

計算してみると、1kw/hあたり約30円でした。

自家消費した分は、太陽光発電がなければ電力会社に支払う分なので「2227.6kw×30円=66,828円」ということが分かりました。

つまり我が家の太陽光発電システムは

  • 電力会社に売電したもの:164,228円
  • 自宅の電気として消費したもの:66,828円

1年間で合計231,056円の価値(経済効果)があると判断できます。

これを導入費用の200万円で割ると約8.65年で元が取れるという計算になります。
FITは10年(売電金額19円は10年間まで)なので、計算上はこの考え方で大丈夫だと思っています。

ただこの考え方には発電効率が年々下がってくることを想定に入れていません。
どんな製品でも経年劣化はするはずですから。

調べてみると5年で発電効率は約96.5%に落ちるという情報がありました。

・・・計算がややこしいので、もう少し早く劣化すると想定して、年間1%劣化すると勝手に想定しちゃいましょう。

劣化を考慮して経済効果を考えると、

  • 1年目:231,056円×100%=231,056円
  • 2年目:231,056円×99%=228,745円
  • 3年目:231,056円×98%=226,434円
  • 4年目:231,056円×97%=224,124円
  • 5年目:231,056円×96%=221,813円
  • 6年目:231,056円×95%=219,503円
  • 7年目:231,056円×94%=217,192円
  • 8年目:231,056円×93%=214,882円
  • 9年目:231,056円×92%=212,571円
  • 10年目:231,056円×91%=210,260円

10年合計で2,206,584円です。

太陽光発電の劣化を考慮しても10年で赤字になることはなさそうですし、この計算では電気代が上がっていくことを想定してません。

電気代が上がれば、自家消費分の価値がさらに上がります。

我が家の太陽光発電、今後の方向性

太陽光パネルの寿命は20年前後と言われることが多いですが、30年動いているものもあるそうです。
流石に30年経つとかなり劣化していると思いますのでそこまで動いてくれる期待していませんが、20年は動くものとして運用を考えておいた方が良いと考えています。

また、パネル自体は長持ちすると思いますが、パワーコンディショナ(いわゆるパワコン)は10年〜15年で交換しないといけないようで、想定した運用期間20年間のうちに1回はパワコンの交換を想定しています。

パワコンの交換がどれくらいかかるか調べてみましたが、10万円〜40万円とかなり幅がある(笑)

部品交換だけで良い場合は5万円〜10万円という情報が多かったですね。

こればっかりはその時になってみないとなんとも言えないので、とりあえず太陽光発電システムを20年間の運用で考えた時、1回は30万円くらいのパワコン交換費用がかかると想定しておくことにします。

電気代は上がり続けるでしょう

電気代が安くなるということはなかなか考えにくいですよね。

現在契約している四国電力も1年前と比較すると電気代上がっています。
深夜の買電が安い料金でも、売電金額より高い状況になってしまいました。
(売電19円、深夜買電21.64円)

先ほど10年間の経済効果を考えてみましたが、電気代が上がり続けることを考えると、恐らくもっと高い経済効果になると思います。

電気代、どんどん高くなっていく・・・

深夜の電気代が売電金額よりも安いのであれば、日中はできるだけ売電して、安い深夜に電気を使うという考え方で良いと思いますが、現在の状況ではそううまくはいかないですね・・・

そこでFITの10年が終わるのを待たずに蓄電池を採用できないかどうかを考えています。

しかし2022年9月現在、蓄電池は経済効果というよりも災害対策として考えられているので、まだまだ高額で「光熱費をお得にしたい」という希望に沿う商品は見つかりませんでした。

蓄電池の可能性

我が家が電力会社から買っている電気ですが、月平均にすると約370kwです。
1日ですると約12kw。

電気代が高い時間は、現在の四国電力との契約で言うと平日の日中と夜なんですが、よく電気を使うのは午後6時〜11時。ここが電気代の多くを閉めている。料理もするしエアコンも使うし。
この時間帯の電気を日中太陽光で蓄電池に溜めた電気で賄うことが出来れば、かなりお得になります。

大雑把ですが、1日8kwが電気代が高い時間に使っていました。

これを前提に考えると、ほしい蓄電池の容量は10kwくらい。
蓄電池は「10%〜90%の間」で使うのがバッテリーを長持ちさせることができるらしく、容量10kwなら8kwくらいが実際に使うことができそうだと言う想定です。

もうね、最近蓄電池ばっかり調べています(笑)
国の補助金が出るような工事を依頼すると、10kwで200万くらいするみたい。。。
これも販売店によってかなり差が出てくるんでしょうね。住宅業界の闇。

・・・気を取り直して「蓄電池がどれくらいの金額なら経済効果があるのか」を考えていきます。

ここからは可能性の割合がかなり大きくなってくるので「こんなことを考えている人もいるんだ」くらいに気楽に読んでみてください^^

また、蓄電池を災害目的ではなく経済効果に全振りしているので、ご注意を。

まず前提条件をまとめます。

  • 現在電力会社に支払いしている金額が年間132,000円(買電)
  • 年間4500kw購入しているので1kwあたり約30円で購入している
  • 蓄電池の容量8kwを想定して、毎日8kwは蓄電池から使いたい
  • 蓄電池は1日8kw×30円=240円の経済効果だが、ソーラーから蓄電しているので売電が8kw減る
  • 240円ー(19円×8kw)=88円がFIT期間中の1日分の経済効果
  • 蓄電池は1年間(88円×365日)で32,120円の経済効果(笑)

ここまで書きましたが、FIT期間中は蓄電池の経済効果は「費用対効果が悪すぎる」ということになります。
10年でも32万円しかない。現在はこんな金額で容量10kw(実質8kw)の蓄電池なんか導入できませんからね(笑)

おおざっぱな計算でしたけど、あってるかな?まちがっていたらごめんなさい。

我が家はFIT終了まで後9年あります。

バッテリー容量はどんどん大きくなってコストも下がってきているので、9年後には蓄電池10kwで50万円くらいになっていたら嬉しいなぁ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です