太陽光発電2023年結果!発電量、売電金額、電気代の結果はどうなった?

こんにちは。ちょうちんHOMEです。

ちょうど1年くらい前に、「太陽光発電2022年1年間の結果」を公開していましたが、想像以上に再生されまして、たくさんのコメントもいただきました。ありがとうございます。

世の中がこんなに太陽光発電に興味があるとは思ってなくて、びっくりしました。

辛辣なコメントもいただきましたが、この記事を見て高評価をくれた方々の結果を見ると、個人的には満足しています。見ていただき、反応もしていただき本当にありがとうございます。

というわけで今回は2023年1年間の発電量や電気代の結果が出ましたので、皆さんと共有したいと思います。

太陽光発電に肯定的な方も否定的な方も、一つの具体的な事例として、ぜひ最後まで見て行ってください。

・我が家の太陽光発電の仕様(おさらいなのでサラッと行きます)

・2023年と2022年の比較(これは、発電や売電、自家消費などにどれくらいの違いが出たかを見ていきます)

・2023年1年間の経済効果(を計算していきます)

・前回の動画でコメントの多かったことに対しての考察をしていきたいと思います。

我が家の太陽光発電の仕様

我が家の太陽光発電の仕様

まずは、我が家の太陽光発電システムの仕様です。

メーカーはリクシルソーラー。システム容量は7.42kW。

パワーコンディショナは5.5kWが一つ

これ前回、間違った説明をしていました。

システム容量は7.42kWですが、パワコンのMAXが5.5kWなので、日中の一番発電できる時間でも5.5kWしか発電することができません。

システム容量7.42kWならパワコンも同じくらいの容量のほうが良さそうな気がしますが、太陽光がMAXで発電できる時間は限られているので、その限られた時間だけに対応できるようにパワコンの容量を増やしてしまうと、逆にコスパが悪くなることが多いようです。

システム容量か、パワコンの容量化、どちらか低いほうがMAXの発電量になるということです。

2023年と2022年の発電量などの比較

はい、つぎに2022年と2023年の比較をしていきましょう。

発電量・売電・自家消費などにどれくらいの差が出たでしょうか。

まずは1月から4月の4ヶ月。

緑の行が2022年の結果、オレンジの行が2023年の結果です。

1月を見てみます。
左から見ていくと発電量は2023年のほうが5.6kWh多かった、売電は2022年の方が0.5kWh多かった、ということを集計した表です。

見てください去年の1月の電気代・・・世間でも話題になっていましたけど、我が家では過去に見ないくらい高かったです・・・

2022年と比べると、発電量が落ちていますねぇ。

そして電気代の単価が上がっている。

次に5月~8月の4ヶ月間。

この4ヶ月も発電量が落ちてますね。8月の差が特に大きい。

tenki.jpさんで2022年と2023年の8月の天気予報を持ってきました。

判断の仕方は難しいですが、雨マークが出ている日をカウントすると、

2022年8月は10日間、2023年8月は18日間

・・・これは、発電量の差200kWhになるのも仕方ないですね。

アタリマエのことですが、太陽光発電は天気に大きく左右されます。

でも後でデータは出しますが、年間通して見ると、そこまで大きな差ではなかったです。

はい気を取り直して9月~12月の4ヶ月間を見ていきます。

ここ注目してほしいですけど、自家消費分が増えているのがわかりますか?

9月~12月以外の4ヶ月の表を戻ってみてほしいですが2022年と2023年であまり差はないじゃないですか。

これはですね、9月くらいからエコキュートを深夜に沸かすのではなく、日中太陽光で発電しているときに沸かしていました。

パナソニックさんのおひさまエコキュートなどの高性能な商品ではないので、スイッチボットで遠隔で操作しています。

お昼にスマホにアラーム設定しておいて、その時点で晴れているなら会社からエコキュートを手動で沸かしています。30秒くらいの作業なので苦になりません。

エコキュートの湯沸かし設定を深夜から日中に変更することも考えましたが、メーカーさんに問い合わせしてみるとこの機種はその設定ができないらしいのです・・・

手動でするのがめんどくさくなったら雨の日とか関係なしに正午にスイッチボットが動くように設定しようとも思っていますが、今のところ全然面倒くさくはないです。

1年間トータルの発電量と太陽光発電の経済効果

では1年間のトータルのデータを見ていきます。

発電量に関しては2022年と比べて270kWhも少なかったですが、導入当初のリクシルさんのシミュレーションよりも高くはなっています。全然許容範囲。

発電量が減ったのと、自家消費分が増えたので売電も減っています。

買電はおそらくエコキュートの自家消費が増えたので減っていると思います。

年間トータルで使っている電気の消費量はほぼ変わらずですね。

電気代が上がったので年間で支払った電気代は上がっています。

はい、それでは太陽光発電の2022年と2023年の経済効果を考えていきましょう。

ここの考え方は前回の開設と同じです。

トータルの発電量は「売電」と「自家消費」に分けられます。

太陽光発電で発電した電気は、まずは自宅で使う、使わない分は売電するという2つしかないからです。蓄電池があれば貯められますが、いまのところまだ導入する予定は決まっていません。

まず売電なんですけど、売電は1kWhあたり19円なので、2022年は163,392円、2023年は154,500円でした。

2023年も支払った電気代より売電金額の方が多かったという結果です。

次に見ていきたいのは自家消費分ですね。

自家消費分の経済効果の出し方ですが、正確に出すことはできないと思いますので、電気を買っている1kWhあたりの電気代の単価で計算していきます。

太陽光発電がなかったらこの自家消費分も買電に含まれますからね。

2023年は自家消費を多くしようとした月があったので、金額に直しても2022年よりは増えましたね。

それでは2022年と2023年の経済効果の比較ですが、この計算では2023年の方が経済効果が高かったという結果になりました。

やっぱり電気代が上がって、自家消費分が増えると、太陽光発電の存在は大きくなってきますね。

太陽光発電のソーラーパネルの処分費について

前回の動画でたくさんのコメントを頂きましたが、その中で多かったのが

・処分費を計算に入れていない

です。

この話って、戸建住宅のソーラーパネルをどこかのタイミングで処分することを前提にしていると思いますが、自分は今のところ処分することは想定していません。

野立ての産業用のソーラーパネルなら処分しないとじゃまになると思いますが。

ただ、我が家は新築時に強度計算をしたうえで、ガルバの屋根にビスを打たず挟み込んで設置しているという条件で調べてみての考えです。

この先どうなるかは分かりませんが、ヘタをすれば住宅よりも長持ちするかもしれないパネルを、何らかの理由で処分しないといけないくなったと仮に想定します。

現段階での処分費用はパネル1枚で1,200円程度という情報があります。。我が家は28枚載っているので、33,600円です。でもこれは処分費だけ。

撤去費用はどうでしょうね。足場代や撤去費用は各社によってピンキリなので、これも複数のWEBサイトで調べてみましたが、10kW未満の住宅用のソーラーパネルなら撤去・処分費用を合算して30万円前後という情報があります。

前回の動画で多くの人がコメントしてくれている「撤去費用を含めたらマイナス」というのは、少なくとも我が家の条件では考えにくい気がしています。

ちなみに自然災害で破損して修理する場合は、火災保険の対象になるので、そこまで大きな出費にならないと考えています。

では、我が家の環境で20年までスパンを広げて計算してみましょうか。

FIT期間中の10年間の経済効果は23万円に設定します。

卒FIT後の売電は7円を想定、我が家は四国電力ですが、会社によっては10円くらいで買い取ってくれるところもありますが、一旦7円で設定します。

自家消費分ですが、10年後の電気代、どうなっているでしょうね。

自家消費はもっと上げられるますが、この2023年をベースに考えて、電気代を1kWhあたり40円にしてみます。これはざっくり。

そうすると卒FIT後の経済効果は1年で15万円になります。

発電量は少しずつ下がっていくと思いますが、年間0.5%発電効率が落ちたとしても20年後は90%。これがほんとなら問題ないかな。

太陽光発電のまとめとこれからのこと

最後にこれからのこと。

第二種電気工事士の資格を取ろうかなぁ。なんて思っています。

蓄電池も自分で導入するとかなり安くできるだろうし、パワコンの交換も自分でできるとおもいますし。

まじめに、前向きに、考えています。

個人的には太陽光発電、取り付けてよかったですね。

初期費用とか環境によることは前提ですが、蓄電池や車のEVなど、これからの面白みもあるので、一つの楽しみとしても期待しています。